0歳赤ちゃんのMRワクチン接種!麻疹が流行したとき親はどう考える?(体験談)

まだテレビの全国ニュースではあまり聞かないですが、台湾からの旅行者が沖縄で麻疹を発症したのをきっかけに沖縄で麻疹が流行しているそうです。(※2018年4月時点)

先週に入ってからは埼玉、茨城でも麻疹患者が出たとか。

 

麻疹は空気感染。感染力がとても強い病気です。

これからGWに突入するので、私が住む東京でも流行するのでは…と心配しています。

 

私自身は、昨年の出産前に風疹・麻疹の抗体検査をし「抗体あり」との結果が出たので大丈夫だと思うのですが、心配なのは、生後6ヶ月になる息子のこと。

 

麻疹の1回目予防接種は1歳になってから。

 

しかも、赤ちゃんは生まれてから半年くらいまではお母さんからもらった抗体でバリアされるものの、それ以降は自分の免疫を生み出すために抗体が少しずつ消滅していきます。

生後6ヶ月からは病気にかかりやすくなるといわれていますが、それは免疫機能を作るための期間なんですね。

 

そんな過渡期中の麻疹流行・・・

 

なんでよりによってこのタイミング・・・!

 

免疫機能を作るため…といっても重篤な病気にかかって良い訳がありません。

 

このままただ麻疹が流行するを見ているしかないのか…

麻疹から息子を守る手立ては何かないものか…

今回、自分なりに調べた内容をまとめてみました。

 

※ 調べた時に見たソースはなるべく挙げていますが、素人が調べた内容です。

記事内で自分なりに結論は出していますが、これが正解というわけではないですし、そう主張するつもりは勿論ありません。

あくまでも「これらの情報を得て、こういう考えに至った親がいる」程度に見てもらえればと思います。

麻疹の予防接種(MRワクチン)はいつから接種できる?

現在、麻疹には治療方法がありません。

麻疹に罹ってしまったらあとは患者本人の体力次第。

治るのをただ待つしか道はなく、家族や医者は見守るしか手立てがないのが現状です。

 

なので、麻疹の一番の対処方法は「麻疹に罹らないこと」。

そのためにも、予防接種が有効な対策といえます。

 

現在、麻疹の予防接種は公費で2回受けることができます。

1回目は1歳代

2回目は小学校入学の前年(幼稚園や保育園の年長クラス)

 

ただ、これは公費で予防接種できるタイミングなので、自費ならばこのタイミング以外でもうつことができます。

 

麻疹の予防接種は生後6ヶ月から可能となっています。

[参考] Konw VPD! MR(麻しん風しん混合)ワクチン

 

ちなみに、麻疹が流行している沖縄では、生後6ヶ月からも公費で予防接種することが決定しています。(4/17時点)

病院は0歳の赤ちゃんでもMRワクチンをうってくれる?

生後6ヶ月からなら麻疹の予防接種は可能ですが、SNSを見てみると、「病院に問い合わせたらMRワクチン接種できないと言われた」とつぶやいているママさん方が結構いました。

 

後述しますが、免疫誘導や副反応などの理由によって断る病院が結構数あるようです。

 

病院によってはけんもほろろ、取り付く島もなく断るところもあるようで…。

ただでさえ心配で電話かけてるのにこの仕打ち…

 

うちのかかりつけ医にも麻疹の予防接種(MRワクチン)ができるかどうかを聞いたところ、「やってはいる」との回答はもらえました。

ただ、あまり良い反応ではなく。

理由を聞かれ、咄嗟に「南の方に行かなければいけなくて…」と答えて(※家から南の方角に保育園があるので、一応嘘ではない^^;)この回答をもらったという感じです。

 

0歳児の赤ちゃんにMRワクチンを打つ場合は、してもらえるどうかを一度病院へ問い合わせした方が良さそうです。

赤ちゃんが持っている抗体ってどんなもの?

生後すぐの赤ちゃんが持っている抗体は「移行抗体」といいます。

母親から子供へ胎盤(反芻(はんすう)類は初乳も含む)を介して移行した抗体。自らの免疫機構が発達するまでの生後数か月間、新生児の血液中で抗体としてはたらく。(コトバンク)

要は、お母さんの体にあった抗体が赤ちゃんへと移って赤ちゃんの健康を守ってくれている、というわけです。

 

移行抗体 ≒ お母さんの抗体なので、特定の病気に対して、

お母さんが抗体を持っている場合は赤ちゃんにも抗体があり、

お母さんが抗体を持っていない場合は赤ちゃんには抗体がない

ということに。

 

要は赤ちゃんの抗体はお母さんの抗体次第。

お母さんに麻疹の抗体があれば赤ちゃんにも麻疹の抗体があるということになります。

もちろん、その逆もしかり…。

 

なので、赤ちゃんに麻疹の抗体があるかを知りたい場合は自分(母親)に麻疹の抗体があるかを確認してみるのが一つの手です。

 

確認する方法としては、

  • 母子手帳などで麻疹の予防接種履歴の確認
  • 抗体検査

など。

 

私の場合、出産前の抗体検査で「免疫あり」との結果が出ているので息子にも麻疹の抗体がある(あった?)ということになります。

お母さんが持っている麻疹の抗体は赤ちゃんの体内でどれくらい持つの?

一般的に、移行抗体が消滅するのは生後6ヶ月頃~と言われていますが、病原体の種類によってその期間は若干異なるそうです。

 

こちらのサイトでは麻疹の場合は生後8~10ヵ月頃まではかかりにくいと書かれていました。

 

[参考]乳児期(0歳児)にかかりやすい病気

 

私が調べた限りでは麻疹の移行抗体の期間が書かれていたのはこのサイトのみでした。

1サイトのみなので全面的に信じていいのか気になるところですが、これが本当だとしたら生後6ヶ月の場合は安心ということになりますすね。

(逆に11ヶ月~になったら全然安心じゃないんですけどね…。調べれば調べるほど麻疹の第一回接種が1歳って遅いのでは…と思ってしまう。)

麻疹の抗体があってもなくても予防接種すればいいんじゃないの?

「麻疹が流行るかも…」と聞いたとき、私が真っ先に思ったのは、「とりあえず予防接種すれば安心!」という考え。

 

息子の体に抗体がある・ないにかかわらず、予防接種をしておけば抗体がなければ免疫ができるし、抗体があればそのまま息子は守られる。

どう転んでも安心。

そう、思っていました。

 

しかし、調べれば調べるほどそう簡単なことでもないことが分かってきました…

移行抗体があるうちに予防接種をするとどうなる?

赤ちゃんの体内に麻疹の移行抗体があるうちに予防接種をした場合、その抗体がワクチン成分を食べてしまってうまく免疫誘導できない可能性があります。

 

[参考]予防接種(麻疹・風疹)について | みやたけクリニック

 

予防接種をしても抗体があったら免疫ができず無駄になってしまう…ということですね。

 

加えて、ウィルス(ワクチン)が体内に侵入した場合、抗体はウィルスと結合して病気を無効化させるように働きかけます。

 

[参考]抗体の役割 | MBLライフサイエンス

 

ざっくりいうなら、抗体は己を犠牲にし、ウィルスを道連れにすることで体を守ってくれている

そんなイメージです。

 

赤ちゃんの体内にある移行抗体は自らが作り出したものではなく、お母さんからもらったもの。

移行抗体は胎盤や初乳を通してもらっているので赤ちゃんが生まれてしまうとそれ以降は供給はされません。

 

[参考]免疫学Q&A

 

つまり、ウィルスが体内に侵入すればするだけ移行抗体が減っていくいうことになります。

ゲームに例えるなら、攻撃を受けた分だけ残機が減るといったところでしょうか。

 

以上の内容を踏まえると、以下の結論に至ります。

移行抗体があるうちに予防接種を受けると、免疫ができない上に抗体が減る可能性が非常に高い

 

私には麻疹の抗体があるので、(消滅していなければ)息子にも麻疹の抗体があるわけですが、それゆえ予防接種をしても効果がでないどころか守りが薄くなる恐れがが…

(それならいっそ麻疹の抗体がなかったら…とか思ってしまいます…)

0歳が麻疹の予防接種をする時の留意点は?

気持ちは予防接種を打たないに傾きつつも、もし予防接種を打つとなった場合の事も調べてみました。

0歳で麻疹の予防接種を受けた場合、1歳の接種はどうなるの?

国立感染症研究所によると、0歳で麻疹の予防接種を受けた場合、それは1回目とは数えずに第一期(1歳代)の接種をするように呼びかけられています。

 

[参考]麻しんQ&A(麻疹ワクチンについて) | 国立感染症研究所

 

このあたりは、接種してもしなくても変わらないですね。

0歳で接種したからといって安心しないで、1歳の予防接種も忘れず行いましょう。

 

他の予防接種とのスケジュールの兼ね合いは?

0歳だと予防接種が立て続けにある頃ですよね。接種間隔を考えてあれもこれもとスケジューリングが大変だったりします。

 

ワクチンには「生ワクチン」と「不活性ワクチン」の2種類あって、その種類によって接種間隔が定められています。

 

生ワクチンを接種した場合、次に予防接種ができるのは4週間(27日)後、

不活性ワクチンを接種した場合、次に予防接種ができるのは1週間(6日)後

になります。

 

[参考]生ワクチンと不活性ワクチン | ワクチン.net

 

うちの息子の場合、3月末にBCG(生ワクチン)を受けていたのでMRワクチンを接種できるのは最短でも4月末ということに。

 

[参考]日本で摂取可能なワクチンの種類 | 国立感染症研究所

 

予防接種するとなった場合、その前に打ったワクチンがどちらだったのか、前回からどれくらい期間があいているかをチェックしてみてください。

 

ちなみに、MRワクチンは生ワクチンです。

MRワクチンを接種した場合、4週間以上あけないと他の予防接種を受けることができないので注意。

0歳でMRワクチンを受けるとなった場合の副反応は?

MRワクチンの主な副反応としては以下のとおり、

主な副反応は、発熱(1期約18%・2期約7%)、発しん(1期約5%・2期1%)です。その他にも接種直後から数日中に過敏症状と考えられる発熱、発しん、かゆみなどが見られることがありますが、これらの症状は通常1~3日で治ります。
ときに、接種したところが赤くなったり、腫れたり、硬結(しこり)、リンパ節の腫れなどの反応が見られることがありますが、いずれも軽症であり、ほとんどは数日中に自然に消失します。まれに生じる重い副反応としては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどが報告されています。

[引用]予防接種の副反応について | 新座市

 

MRワクチンの副反応件数については、厚生労働省のホームページに報告が載っていました。

 

[参考]予防接種後副反応報告制度について(平成19年度) | 厚生労働省

 

この報告の中では1歳の副反応の件数は書かれていたのですが、0歳の報告件数は書かれていなかったんですよね。

副反応の報告件数が一番多かったのが1歳代だったのを考えると、書かれていなかった=0件ではないと思います。

その他、気になるリスク

色々調べた中で気になる点が2つ。

 

1つが、現時点において0歳のMRワクチン接種は国の補償救済制度が受けられないという点

 

[参考]予防接種健康被害救済制度 | 厚生労働省

[参考]万が一の健康被害が起こったら | Know VDP!

 

万一が起こった場合、国の補償がないのが…。

副反応の件とあわせるとリスクとしてのしかかります。

 

そしてもう1つが、ごく微量ですがMRワクチンには卵が使用されている点です。

なお、麻しん含有ワクチンは、ニワトリの胚細胞を用いて製造されており、卵そのものを使っていないため卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどないとされています。しかし、重度のアレルギー(アナフィラキシー反応の既往のある人など)のある方は、ワクチンに含まれるその他の成分によるアレルギー反応が生ずる可能性もあるので、接種時にかかりつけの医師に相談してください。

[参考]麻しんについて | 厚生労働省

 

生後6ヶ月だと、離乳食で卵をまだ試していない時期(人によりますが)

ほぼ心配ないレベルとはいえ、卵アレルギーかどうかさえ分からない中での接種が少し気になります。

赤ちゃんに麻疹の抗体検査はできるの?

自分的には、これができたら一番なんですけど…。

 

抗体があれば消滅するまで移行抗体に頑張ってもらって、抗体がなければ打ってもらう。

子どもを守るための確実な方法がとれます。

 

しかし、色々調べてみましたが、赤ちゃんに麻疹の抗体検査ができるかどうか分かりませんでした…。

前例がないのかなぁ。

 

もしご存じの方がいたら是非教えてほしいです。

で、結局のところどう結論づけようか・・・

生後6ヶ月のMRワクチン接種、調べれば調べるほどどうしてよいやら分からなくなるという状況…正直泣きたい気持ちでいっぱいです。

 

うちのケース(生後6ヶ月、母親は抗体あり)の場合、予防接種する・しないどちらも同じだけのメリットとデメリット、不確定要素がありすぎて正直どうしたらいいのやら…

 

生後6ヶ月未満なら予防接種しない選択をし、私(母親)に抗体がないなら予防接種する選択を(比較的迷わずに)とれたと思います。

タイミングが悪かったとしかいえない…

 

今のところのうちの方針ですが、旦那と話し合い、

  • 5月初旬にMRワクチン接種する
  • 不要のお出かけはしない

という結論を出しました。

もちろん、今後の状況をみつつ、状況が変われば撤回することも視野に入れての結論です。

 

接種時期を5月初旬にしたのは、

  • 前回BCGを受けたのが3月末で、最短でもMRワクチンを打てるのが4月末だから
  • 日本脳炎の予防接種を考えているから

という2点があったからです。

 

上で述べた通り、MRワクチンを打つとその後4週間は他の予防接種ができません。

その前に日本脳炎を受けておきたかったんです。

(両親ともに蚊に刺されやすい体質なので、今回の件が起こる前から夏前に日本脳炎は打つつもりでした)

また、息子に抗体がある可能性を考えると、少しでも遅らせた方が免疫ができる可能性が高いと踏んでの結論でもあります。

 

ただ、この結論だと(MRワクチン接種してから免疫ができるのは2週間ほど先になるので)息子に免疫ができるのは5月下旬ということになるんですよね。

もしパンデミックが起きた場合、間に合うのだろうか…。

 

自分なりに最善を選んだつもりですが、ベストな答えなのかは正直疑問が残っています…。

 

—2018.4.28追記—

予定を早めて、4月末にMRワクチン接種してきました。

0歳息子とともにMR(風疹・麻疹)ワクチン接種してきました。病院の先生の話や保育園など 

0歳のMRワクチン予防接種まとめ

今までの内容を箇条書きにしてまとめました。

  • MRワクチンは生後6ヶ月から接種できる
  • ただし、病院によっては接種を断るところがある
  • 赤ちゃんがもっている抗体は移行抗体。出産前、お母さんに麻疹の抗体があれば赤ちゃんは抗体をもって生まれてくる
  • 移行抗体は生後6ヶ月から消滅しはじめる
  • 移行抗体があるうちに予防接種をすると免疫ができない可能性が高い
  • 0歳のMRワクチン接種は国の補償制度の対象外
  • MRワクチンには微量だが原料に卵が使われている

最後に・正解のない選択を強いられているプレッシャー

一応の結論を出したものの、「これだ!」という正解導き出せず、かといって胸も張れず「これでいいのか?」とまだまだ揺れ動いています。

この状況で選ばないという選択肢はなく(というか、「選ばない」は「打たない」という選択をしたも同然になるから、どうあがいても選ぶ事になる)、親としてものすごいプレッシャー感じてます。神経すり減りますね。。

麻疹の流行が1日も早くおさまる事を祈るばかりです。

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