我が家の和室兼寝室では、ダイニチの加湿器を愛用しています。音も静かで畳が濡れない、加湿力もあるので重宝しています。
唯一、難を挙げるとするならば、フィルター掃除が面倒くさいこと。週一でフィルターを軽く水洗いし、月一ペースでマジックリンを使って洗浄しています。
フィルター掃除が面倒だけれど、ハイブリット式加湿器はそういうものだと思って半ば諦めていたのですが、ダイニチの新商品「HD-RF619BK」はフィルター洗浄不要と聞き、「なにこれ!(嬉)」と。さすがダイニチ、さすが加湿器シェアNo.1!よく分かってらっしゃる。
ただ、フィルター洗浄は不要といっても、それだけで飛びつくのは一消費者としてどうかなと。フィルター洗浄不要といっても、それ以外に不便がないかや、加湿力などその他スペックはどうなのかを詳しくチェックしてみることにしました。
このページの目次
フィルター洗浄不要ってどういうこと?
ダイニチ工業 ハイブリッド加湿器 HD-RF619BK-WK ホワイト×ブラック (HDRF619BK)
加湿器のフィルター洗浄に関しては、以前、掃除せずにそのままにしていたらニオイが酷くなったという苦い経験があるのでので、それ以来こまめに洗っています。ハイブリッド式加湿器とフィルター洗浄は切っても切り離せない関係。 HD-RF619BKの「フィルター洗浄不要」とはこれいかに?
簡単に言ってしまうと、HD-RF619BKのフィルターは使い捨てタイプ。一定期間が過ぎれば新しいものに取り替えるというもの。そうなると、新たな疑問が・・・
フィルターの交換時期
ダイニチ公式情報によると、交換の目安は2ヶ月に1回とのこと。うちの場合、1年のうち加湿器を出している期間が11月~3ヶ月(約5ヶ月)なので、単純計算でワンシーズンで3回フィルターを取り替えるということになります。
使い捨てフィルターの値段
DAINICHI ダイニチ加湿器 カンタン取替えフィルター(3個セット)H060516
フィルターが使い捨てというと、気になるのがフィルターの値段。洗う必要がないのはラクで良いですが、フィルターが高すぎるのでは使えませんよね。
使い捨てフィルターの価格はお店によって異なりますが、希望小売価格は3個入りで1,800円(税抜)。1回あたり1,000円弱。フィルターについては、ワンシーズンあたり1,800円のラーニングコストはこのくらいと考えればよいかと。
HD-RF619BK全体のラーニングコスト
フィルター以外にも、Ag+抗菌アタッチメントと抗菌エアフィルターの2つの消耗部品があります。Ag+抗菌アタッチメントは1シーズンめやすの交換推奨でこちらは1,000円。抗菌エアフィルターは汚れが落ちなくなったら交換推奨(基本的に1シーズン以上もつ)で価格は800円(税抜)。
HD-RF619BKのラーニングコストは、使い捨てフィルター(1,800円)+Ag+抗菌アタッチメント(1,000円)+抗菌エアフィルター(800円)=3,600円(税抜)ということに。
HD-RF619BKのラーニングコストは他の加湿器と比べてどうか?
ダイニチの加湿器で使い捨てじゃないフィルターの価格は1個あたり1,400円くらい(型番によって異なる)。こちらは基本的に1シーズンごとの交換になります。その他のアタッチメントは型番によってあったりなかったりするので単純な比較はできないですが、あると仮定すると、NOTフィルター使い捨て加湿器の1シーズンあたりのラーニングコストとの差は400円くらいということに(使い捨て:1,800円、NOT使い捨て1,400円)
フィルター代は使い捨ての方が高くなりますが、フィルター使い捨てじゃない加湿器は週一ペースでフィルターを取り出して洗うを繰り返すことになるので、その時間を省けることを考えると、その分お得ではないかなと。
その他の「これは良い!」と思ったスペック
抗菌フラットトレイ
使い捨てフィルターになったことで、フィルターを抑える仕切りの突起がなくなり、トレイが洗いやすい。お手入れがさらにラクに。
タンクやトレイのぬめりを抑えるAg+抗菌アタッチメント
Ag+抗菌アタッチメントをつけることで、タンク内の雑菌の繁殖を抑えてくれます。気化式だと気になる抗菌対策もバッチリ。
「HD-RF619BK」は買いかどうか?
フィルター洗浄の手間が省けること、抗菌・キレイ対策が万全なので、「買い!」だと思うのですが、我が家では今シーズンは購入は見送ることに。なぜかというと、「この製品のことを知ったのが12月(シーズン途中)だったから」。
かなり良い加湿器だとは思うのですが、我が家の主要な部屋には既に加湿器をスタンバイさせてしまっているので、今問題なく稼働している加湿器と交換するかというと…。今シーズンのためにフィルター等を新調したので、ちょっと惜しい。
あと、発表されてすぐなので実際の加湿力がどうなのかとか使い心地とかの口コミ評価が殆ど出回っていないことも正直気になるところ。色々と新しい試みのある商品なのでその分購入は慎重にしたいなと。加湿器は乾燥する季節は手放せない商品なので、良いものを確実に入手したいという気持ちもあります。
シーズン途中ということ、新商品なので口コミが出回っていないこと、この2点ゆえ購入にとどまっているだけで、逆にいうなら、次シーズンの加湿器購入の第一候補ではあります。
※ 2020年3月12日追記
ヤフーショッピングのセールでかなり安く購入できたので、次シーズン待たずに購入しました。一か月使って実感したメリット・デメリット等の購入レポはこちらの記事にまとめています。
>>ダイニチ加湿器フィルター洗浄不要の「HD-RF619BK」購入レポ!使って分かったメリットデメリットまとめ
HD-RF619BKの製品スペック
- 本体外形寸法:高さ380×幅380×奥行176mm
- 質量:約4.6kg
- 電源コードの長さ:2.0m
- タンク容量:4.0L
- 加湿量:570ml/h
- 適用床面積:木造和室10畳まで、プレハブ洋室16畳まで
- その他:日本製3年保証、フロント表示パネル、3段階湿度設定