赤ちゃんの水分・塩分補給はどのくらいが適量なの?1日の必要量まとめ

夏になり暑い日が続くと、気になってくるのが赤ちゃんの熱中症対策。

赤ちゃんも子どもや大人のように水分や塩分を補給した方がよさそうですが、どれくらいが適切な量なのかが気になります。

たくさんあげるのも一つの方法ですが、多すぎるとお腹いっぱいでミルクや離乳食を食べなくなりそうで…それはそれで心配になることも。

夏の熱中症対策として、赤ちゃんの水分補給・塩分補給についてまとめました。

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赤ちゃんの水分補給の目安

赤ちゃんが必要な水分量は、体重から計算してもとめることができます。

例えば、体重9kgと15kgの赤ちゃんが1日あたりに必要な水分量の目安は次のとおり

体重9kgの赤ちゃん…1日に1350ml必要(体重1kgあたり150ml)

体重15kgの赤ちゃん…1日に1500ml必要(体重1kgあたり100ml)

※この水分量は、食べ物からとれる水分も含まれています。

体重から一日に必要な水分量を算出する方法

乳児(満1歳未満)の場合は1kgあたり150ml幼児(1歳~)の場合は1kgあたり100mlで必要な水分量が算出できます。

体重 × 1kgあたり必要な水分量 = 1日あたりに必要な水分量

これが計算式となります。

例としてあげると、私の息子は1歳未満で体重7.6kgです。
この場合、1kgあたり150mlが必要となります。
つまり、

7.6kg × 150ml = 1140ml

1140mlが一日に必要な水分量という計算になります。

ミルクや食事以外でプラスする水分量の割り出し方

1日に必要な水分量が分かったところで、ここからは、ミルクや離乳食以外でプラスで足すべき水分量を割り出します。
基本的には、

1日に必要な水分量 - ミルクや離乳食で飲む水分 = プラスする水分量

となります。

またまた息子を例にあげると、息子の場合、

  • 1日に必要な水分量は1140ml
  • 1日のミルクの回数は5回
  • 1回に飲む量が200ml

なので、

1140ml - (200ml × 5回) = 140ml

プラスする水分量は140mlという結果となりました。

これを離乳食や合間合間で水や麦茶を飲ませることで補えれば、1日に必要な水分は足りるということになりますね。

水分補給するタイミング

一気に飲ませると胃に負担がかかるので、少量をこまめに与えてあげましょう。

起床時、食事時、お散歩前後、お昼寝前後、遊びの前・合間・後、入浴前後などのタイミングで、少量(20~50mlあたり)を飲ませてあげると赤ちゃんも無理なく水分補給できるのではないでしょうか。

赤ちゃんの水分補給何を飲ませたらいい?適した飲み物

普段なら湯冷ましや麦茶がメイン。
汗をたくさんかいたときは、アクアライトなどのイオン飲料が適しています。

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体から大量に水分が出ていった場合、水分と一緒にナトリウムなどのミネラル分も出ていっているので、水のみだと脱水症状になりやすい状態に。
ミネラル分も一緒にとれる水分が適しています。

果汁は糖分が入っているので、離乳食など他の食べ物・飲み物との兼ね合いを考えて与えたほうがよいですね。飲ませすぎに注意です。

超カンタン!湯冷まし&麦茶の作り方

水分補給をさせたいときに、赤ちゃんにすぐ飲ませてあげたいのは当然のこと。
でも、湯冷ましも麦茶も一旦沸騰させないといけないし、冷まさないといけないので時間がかかります。
作り置きも、赤ちゃんに飲ませると考えるとあまり長くおいておけないのが悩ましいですよね。

うちの場合は、そんな時はウォーターサーバーと粉末ベビー麦茶を使っています。
ウォーターサーバーだとお湯と冷水がそれぞれ出るので、お湯と冷水を足せば湯冷ましがあっという間に作れます。
温度が調整できるのもウォーターサーバーの良いところですね。

さらに、湯冷ましに粉末ベビー麦茶を混ぜれば、適温の麦茶が出来上がります

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お湯を沸騰させてから作ると出来上がりまでに1時間以上はかかりますが、この方法なら1分と経たず完成します。

我が家の場合は、麦茶に関しては、

  1. 大人用に作った麦茶を3倍に薄める
  2. 紙パックのベビー麦茶
  3. 粉末ベビー麦茶

この3パターンで使い分けしています。

1はタイミングが合った時(大人用に作った時に息子も飲むとき)、2は外出時やたくさん飲みそうな時(1パック100~150mlなので余るともったいないので)、3は1と2以外の時。

色んなパターンを用意しておいて、その場にあった楽なやり方を利用するのが良いですね。

次に赤ちゃんの塩分補給についてまとめますね。

赤ちゃんに塩分補給は必要?

結論から言うと、重篤な症状でない限り、塩分補給は不要です
基本的には、母乳やミルク、白湯、麦茶などの水分補給で事足ります

重篤な症状とは、吐いたり下痢をしたりしている場合。
この時は経口補水液が有効になってきます。
(経口補水液には少量の塩分が入っています。)

赤ちゃんの塩分とりすぎに注意!

乳児に塩を与えすぎるのはむしろ危険で、2017年7月には預り保育中の乳児が食塩を混ぜた液体を飲まされ食塩中毒で死亡した事件も起こっています。

赤ちゃんは腎臓の機能が未成熟なため、必要以上に摂った物質(この場合は塩分)を体内に排出できる働きを持っていません。

また、過剰な塩分のために喉が渇いていても、自力で水を飲むことができないので、大人が気づかなければ体内の塩分濃度を薄めることもできないという点も。

危険な塩分量はどのくらい?

お医者さんの言説や論文によって差異がありますが、1歳児ならば小さじ1杯(5g)~の塩分で死に至る恐れがあるとのこと。

[参考] 乳児に塩分補給は必要なの? | 朝日新聞デジタル
[参考] 乳児が危険?食塩中毒の実態は | HUFFPOST

小さじ1杯と聞くとごく少量に思えます。

ただ、小さじ1杯は”しょうゆラーメン1杯をスープまで飲み干した程度”と同等の量なので、普段の離乳食などで使う分には、そうそうオーバーすることはありませんので安心してください。(塩辛くて食べられなくなりますから)

大人の場合は熱中症・脱水症状対策のために塩分が必要となりますが、赤ちゃんの場合は、あえて塩分を摂る必要はなく水分補給で充分となります。

むしろ、塩分の摂りすぎは食塩中毒を起こしてしまう可能性もあるので、無理せずこまめに水分を与えてあげるのが最適ででしょう。

赤ちゃんの水分・塩分補給まとめ

基本的には赤ちゃんは水分補給に気をつけていれば充分となります。
ミルクや離乳食とあわせて、プラスする水分補給の目安にしてください。

算出した水分量は夏場の基本量なので、すっごく汗をかいた日や下痢や嘔吐をした時は水分が足りなくなることもありますので、そういう場合は体調にあわせて量を足してあげるようにしてくださいね。

夏は暑いですが、楽しいイベントやお出かけ事が多くなる時期です。
体調に気をつけて楽しい時間をお過ごしくださいね。

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