小さい子どもと一緒に公共交通機関を利用するとき「泣き出したらどうしよう・・・」とハラハラします。赤ちゃんや小さい子どもを連れての移動は気苦労が絶えません。
今回の帰省では新幹線を使おうと思って調べていたところ、東海道新幹線の「ファミリー車両」なる存在を知り、知れば知るほど良いサービスだったのでここで紹介します。
このページの目次
東海道新幹線ファミリー車両
一車両が丸ごとお子様連れとなるファミリー車両。子連れ家族ばかりだから、子どもが泣き出したら・・・という心配でメンタルが削られることがグッと減るはず。
子どもが突然泣き出しても、同じ車両に乗っている人たちが同じ事情を抱えているので、周囲に気遣うことなく安心して乗れるという安心感。公共交通機関に乗っているときって、子どもが泣いたらうっとおしいと思う人がいないとしても、「迷惑だと思う人がいるかもしれない・・・」と思うだけでも心がすり減りますから。移動中の安心感は何物にも代えがたいです。
ファミリー車両の具体的なサービスは次のとおり
お子様連れ専用車両
車両がすべてお子様連れのみ。これだけでも移動の負担が大幅に緩和されます。子どもが泣いたり騒いだりする度に、周囲に謝まったりデッキに行ったりと肩身の狭い思いをすることなく乗車できるようになるというメリットがありますね。
申し込み人数にプラス1席用意される
1家族にプラス1席用意されるサービス。厳密には有料人員にプラス1席なので、乳児(1歳未満)はカウントされないですが、大きな荷物やベビーカーがあっても置けるスペースが確保されているので安心。子連れの長距離移動は自然と荷物が多くなるので嬉しいサービスです。
1ドリンク引換券
東海道新幹線(東京~大阪間)各駅にあるJR東海ツアーズ指定のキヨスク売店(「クーポン券引換店」のステッカーが貼ってあるお店)、もしくは車内販売でドリンクと引換できる「ドリンク引換券」が家族分ついてきます(有料人員のみ)。
引換の対象商品は、660ml以下のソフトドリンク(医薬部外品をのぞく)、350mlの缶ビール、500ml以下の酎ハイ・発泡酒、車内販売のアイスコーヒー・ホットコーヒー(R)。
追加料金を払えばホットコーヒー(L)やワインの引換もできます。
嬉しい特典もついてくる
ファミリー車両に乗ると、上記サービスとは別に特典もついてきます。
利用時期によって特典の内容は変わってきますが、その一例をご紹介します。
車内での記念撮影
車内には乗車記念パネルがあり、パネルと共に記念撮影ができます。2019年の年末年始は「はながっぱ」とのコラボで、はながっぱキャラクターが描かれたパネルと一緒に家族写真撮影ができます。
プラレールが当たる抽選会
総計50名にプラレール商品が当たる抽選会に申し込みできます。抽選対象は代表者のみ。賞品は当選者に後日発想されます。
ファミリー車両が利用できる期間と料金
子連れ家族にとって嬉しいサービスが詰まったファミリー車両ですが、常設サービスではなく、お盆と年末年始の期間限定になっています(2019年12月時点)。
利用期間
2019年12月~2020年1月の年末年始は、
12月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、19日(木)~31日(火) ※19日は下りのみ。
1月1日(水)~6日(土)、11日(土)~13日(月・祝)
となっています。
また、対象車両は下りも上りものぞみ号のみとなります。
対象車両やタイムテーブル・時刻表はこちら
料金
料金表は、おとな(12歳以上)、こども(6~12歳)、幼児(1~6歳)、乳児(1歳未満)で料金が変わります。 1歳未満は無料で1歳以上から有料となります。
通常の座席料金と比べると、6歳以下でも料金が発生するので割高感がありますが、プラスで1席ついて広々と使えることと泣いても騒いでも安心という精神的負担の軽減を考えると「割とお得では!?」とも思えるような価格だと思います。
申込み期間、購入・申込ができる場所
ファミリー車両はJR東海ツアーズの取扱商品です。
リアル店舗の場合は、JR東海ツアーズまたはJR東海ツアーズ取扱店でチケットを購入できます。
ネットの場合は、JR東海ツアーズのこちらのページにあるタイムテーブルから希望の乗車日・列車を選択し申込み画面に進みます。 (申込みは片道ずつになります)
4日前まで申し込み可能です(年末年始を除く)。ただ、日によっては申込み開始とともにすぐに埋まってしまうので、早めの予約をおすすめします。
まとめ
ファミリー専用車両はお盆や年末年始の帰省に向けたサービスです。帰省するときは、移動中の苦労を考えるだけでテンションが下がりますが、ファミリー車両を活用するだけでその負担が大幅に緩和されるので小さい子を持つ親としてはありがたいです。できれば、期間限定ではなく常設されると嬉しいと思っています。あと、欲を言うなら、我が家はひかり号ユーザーなので(米原で乗り換えるので)、のぞみ号以外の列車でも販売されたら嬉しいですね。今後増えていってほしい嬉しいサービスです。